こんにちは、加藤工務店です。
風薫る5月、散歩をしていると新緑がまぶしく、公園などで藤の花やツツジなどのいろいろな花が目に留まり、心がほっこりしますね。皆様の周辺でもお花たちが美しく咲き誇っているのではないでしょうか。
さて、今回は今年もやってくるであろう「暑い夏」に向けて快適に過ごすための工夫や光熱費をできるだけ抑えるためのリフォームについてお届けしていきたいと思います。
夏の熱気はどこから?
突然ですがクイズです。
夏は家の中が暑くなりますが、外から熱気が一番入る場所は次のうちどれだと思いますか?
1.屋根
2.外壁
3.窓
4.床
…答えは3の窓で、熱気の約70%は窓からの開口部からなのです。意外に思った方も多いかもしれません。ちなみに屋根から侵入する熱気は6%、外壁12%、床3%程度と言われています。
窓辺の暑さ対策は重要だということがわかりますね。
簡単にできる暑さを和らげる住まいの工夫
家の中の暑さを和らげるために簡単にできる対策をいくつかご紹介します。
グリーンカーテンやすだれを取り付ける
日光を遮り、室内の温度上昇を抑えるのに効果的です。特に、つる植物を使ったグリーンカーテンは日差しの熱エネルギーを約80%もカットすると言われていて、植物が吸収した水分を葉から蒸散させることで温度の上昇をさらに抑えてくれるのだとか。
また、すだれなどは窓に立てかけるのはもちろん、エアコンの室外機に直射日光が当たらないように設置すると、冷却効果が高まると言われています。
すだれは昔から日本の夏に重宝されてきただけあり、風を通して、見た目も涼しげ。さらに目隠し効果もあり、設置も気軽にできるという点でとても便利ですよね。ぜひ活用してみてください。
打ち水
これも先人から伝わる日本の夏の涼のとり方ですね。庭先などに水をまくことで気化熱で地表の温度を下げ、空気を対流させて風を運ぶ効果があります。お昼時に水を撒くとかえって湿度が上がって暑さを感じることもあるため、朝方や夕方に行うのがおすすめです。
家の中で対策できることは?
では、家の中でできる対策などについてもご紹介します。
エアコン前に換気をして湿度を逃す
部屋の中が蒸し暑く感じる時はついエアコンをすぐつけてしまいがちですが、その前に一度窓を開けて換気をすると熱を外へ逃がすことができます。この時、窓は風が抜けるように2方向あけるとよいでしょう。
サーキュレーターを併用する
冷気は床、熱気は天井にたまりやすいので、エアコンだけをガンガンにつけるより、サーキュレーターや扇風機を併用して冷気を循環させましょう。エアコンの風が通る場所に天井へ向けて送風するのが効率的です。
エアコンの清掃・取り換え・設置は早めが正解
6月に入ると、エアコンの稼働が増えるため、設置・クリーニング業者は混みあい、タイミングが遅くなると真夏まで業者待ちになることも。暑い盛りになる前にエアコンをチェックして買い替えや取り付け、清掃は済ませましょう。
助成金で断熱窓のリフォームも可能です
住宅の省エネ化を推進する国の政策の1つに「住宅省エネ2025キャンペーン事業」の補助金制度が今年も実施されています。
既存住宅の窓やドアを省エネ効果の高い断熱窓やドアに変更することに対し、補助金が交付されます。
対象となる工事の内容に応じて、一途あたり最大200万円までの補助金が交付されます。
(ドア交換は他の窓麹と同一の契約で、同時の申請のみ補助対象)
窓リフォームを行う住宅の所有者が、窓リノベ事業者と工事請負契約を締結して窓の工事をするなどの条件があります。
なお、この助成金制度は他にも高効率給湯器などのキャンペーンもあります。
補助金を活用してお得にリフォームを考えているには朗報ですね。
予算上限に達すると終了となりますので、気になる方はお早めにご相談くださいね!