こんにちは、加藤工務店です。
9月の大雨では神奈川県や千葉県など関東でも大きな被害が出ました。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
このように近年は、短時間に雨が降り、道路が冠水したり住宅に水が入り込んだりするケースも珍しくありません。
「川から離れているから大丈夫」と思っていても、雨水の排水が追いつかなかったり、周囲より低い場所に水が集まったりすることもあります。
そこで今回は、「もし大雨が降ったら、わが家のどこから水が入りそう?」という視点から、日頃できるチェックと住まいの浸水対策をご紹介します。
まずは家のまわりの「水の通り道」をチェック

最初に見ておきたいのが、雨水が流れていく場所です。
例えば、
□雨どいや排水口に落ち葉や泥がたまっていないか
□道路の雨水ますの上にゴミや落ち葉がないか
□玄関や勝手口など、周囲より低くなっている場所はないか
□基礎部分などに地面に近い開口部がないか
といったところを確認してみましょう。
ただし、大雨が降り始めてから外へ出て掃除をするのは危険です。天気が落ち着いている日に、無理なく確認できる範囲で行っておきましょう。
土のうや簡易止水板を準備しておく

玄関やガレージなどから水が入りそうな場合は、あらかじめ水をせき止める準備をしておく方法があります。
昔ながらの土のうだけでなく、最近では水を吸うと膨らむ「吸水性土のう」や、出入口に置いて使う簡易型の止水板なども販売されています。
平塚市などでは、市民が24時間利用できる土のうステーションも設置されています。いざというときに慌てないよう、自宅の近くにあるか一度確認しておくとよいでしょう。
さらに平塚市では、工事をせずに玄関や車庫などへ設置できる簡易止水板や防水シートなどを対象に、購入費の2分の1以内、上限10万円を補助する制度があります。補助を受けるには条件もありますし、事前申し込みなども必要です。利用を考える場合は事前に確認してください。
また、購入を検討する際の参考として、実際に自宅などで設置方法や必要数を確認できる折り畳み式止水板の貸出制度もあります。
平塚市以外の自治体でも採用しているところはありますのでお住まいのエリアの市役所などのHPをぜひチェックしてみてください。
こうしたものは、「雨が降ってから買う」のではなく、平常時に準備しておくことがポイントです。
玄関だけでなく「床下」から入る水にも注意

浸水対策というと玄関や窓に目が向きますが、もう一つ確認しておきたいのが床下です。
住宅によっては、基礎部分に床下換気口などの開口部があります。低い位置にあるため、周囲に水がたまった場合には、水の入口になる可能性があります。
住宅の構造によっては、床下換気口に止水用の部材を取り付けるなど、浸水を抑える対策を検討できるケースもあります。
ただし、普段の床下換気も住まいを維持するためには大切です。「水が入らないようにふさげばよい」というものではありません。
過去に床下浸水があった、敷地が道路より低い、床下への浸水が心配といった場合は、換気方法も含めて専門業者に住宅の状態を見てもらうと安心です。
家によっては設備側の対策も

浸水しやすい場所にある住宅では、建物に設置するタイプの止水板などを検討できる場合もあります。
また、設備の種類や設置状況によっては、電気設備などを浸水しにくい位置へ移す方法もあります。
ただし、こうした工事が必要かどうかは住宅によって大きく異なります。まずは大掛かりな対策を考えるより、どこから水が入りやすい家なのかを知っておくことが第一歩です。
豪雨になる前に一度、わが家を見回してみよう

浸水対策は、大掛かりなリフォームだけではありません。
排水口や雨水ますをきれいにする。土のうステーションの場所を調べる。簡易止水板を準備する。床下など低い場所に水の入口がないか確認する――。
こうした小さな備えも、いざというときのためにできる大切な対策です。
大雨の予報が出てから慌てるのではなく、秋の天気のよい日に一度、「水が来たら、どこから入りそう?」という目線で家のまわりをぜひ確認してみてくださいね。












