花粉・黄砂がつらい季節に。室内環境を改善する住まいの工夫とリフォーム

こんにちは、加藤工務店です。
3月に入ると、花粉や黄砂の飛散が本格化する季節になります。外出時だけでなく、「家の中にいてもくしゃみや目のかゆみがつらい」と感じる方も多いのではないでしょうか。マスクや空気清浄機などの対策はよく知られていますが、実は不快感の原因は花粉そのものだけでなく、住まいのつくりや空気の流れにも関係しています。今回は、日常対策から住まいの工夫まで、室内環境を整えるヒントをご紹介します。

花粉・黄砂はどこから家の中に入ってくる?

花粉や黄砂は、窓を開けたときだけ室内に入るわけではありません。主な侵入経路としては次のようなものがあります。

・窓や玄関の開閉
・換気の際に外気と一緒に入り込む
・衣類や髪の毛、バッグに付着して持ち込まれる
・洗濯物に付いて室内へ入る

つまり完全に防ぐことは難しいものの、入りにくくする・溜まりにくくする工夫は可能です。

まずは自分でできる室内環境の工夫

リフォームを考える前に、暮らしの中でできる対策もいくつかあります。

例えば次のような方法です。

・帰宅後すぐに上着を玄関で脱ぎ、洗面所に直行して手洗いやうがいをする

・玄関にブラシや粘着クリーナーを置く(玄関付近にコート掛けやブラシなどのグッズを置く)

・換気は花粉の少ない早朝や夜間など、時間帯の工夫をする
・花粉が床に落ちている朝一番にウエットシートで拭き取る(掃除機は花粉が舞い上がるので拭くのがおすすめ)

・花粉の多い日は洗濯物を室内干しにする

・加湿器や空気清浄機を花粉の入り口になりやすい玄関やリビングなどに設置する
また、など、花粉を家の奥まで持ち込まない習慣を作るだけでも体感は変わることがあります。

ただし、こうした対策を続けても「家の中で症状が出やすい」と感じる場合は、住まいの構造や空気の流れが関係している可能性もあります。

花粉が溜まりやすい住まいの特徴

 

次のような住まいでは、花粉やほこりが室内に溜まりやすい傾向があります。

・窓やサッシまわりに隙間がある
・玄関からリビングまで仕切りが少ない

・空気の流れが滞りやすい間取り

特に築年数が経った住宅では、現在の住宅ほど気密や換気が考えられていない場合もあり、外気の影響を受けやすいことがあります。

室内環境を整えるリフォームの選択肢

日常の対策だけでは改善しにくい場合、住まい側の工夫で環境を整える方法もあります。

窓まわりの見直し(内窓など)

窓は外気の影響を受けやすい場所です。
内窓を設置することで隙間風を減らし、外気や花粉が入り込みにくい環境をつくることができます。

また、断熱性や防音性の向上など、季節を問わず住まいの快適性を高める効果も期待できます。

玄関まわりの収納や動線の見直し

花粉は衣類や靴に付いて室内へ持ち込まれることが多いため、玄関まわりの工夫も効果的です。

例えば

・玄関にコート掛けや収納を設ける
・シューズクロークを整える

・玄関に小さな手洗い場を設置する
・玄関からリビングへの動線にロールスクリーンや仕切り、扉などを設置する

といった工夫で、花粉を玄関で落とす動線を作ることができます。

換気の方法や設備の見直し

花粉が気になる時期は換気を控えたくなるものですが、室内環境を保つには換気も大切です。
ポイントは「換気を止める」ことではなく、空気の流れを整えることです。

換気設備やフィルターの見直し、空気の通り道を整えることで、室内の空気環境を改善できるケースもあります。

花粉対策は一年を通じた快適さにもつながる

 

花粉や黄砂の対策というと春だけの問題に思えますが、住まいの環境を整えることは一年を通じて快適さにつながります。

例えば

・夏:黄砂やほこりの侵入対策
・冬:冷気や結露の軽減
・通年:空気のよどみやにおいの改善

など、さまざまな場面で効果を感じることがあります。

まとめ

 春になると花粉や黄砂による不快感が増え、「家の中でもつらい」と感じる方も少なくありません。そんなときは、まず日常生活でできる工夫を取り入れ、それでも気になる場合は住まいの環境を見直してみるのもひとつの方法です。

窓まわりや玄関の動線、換気の方法など、住まいのつくりを少し整えるだけでも、毎年感じていた不快感が軽減されることがあります。春は住まいの状態に気づきやすい季節。暮らしやすさの視点から住まいを見直してみてはいかがでしょうか。

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