梅雨期こそ換気が大事!身近にできる換気の方法や24時間換気システムについて知ろう
こんにちは、加藤工務店です。
暑い日があったものの、ついに梅雨の季節となりました。この時期は、低気圧や湿気、晴れと雨の日の温度差などで体調を崩しやすいと言われていますが、皆様お変わりありませんか?
ジメジメとした空気が続く梅雨の時期。外に洗濯物を干せなかったり、カビが気になったりと、何かと不快な季節です。特に注意したいのが「住まいの換気」。この時期は湿気がこもりやすく、室内環境が悪化しがちです。
今回は梅雨期の換気の方法などについてご紹介しますので、身近に取り入れられるものからぜひ実践してみてくださいね!
梅雨期の住まいの換気ってこんなに大事!
この時期、換気が不十分だと、湿気がたまり、カビやダニが発生しやすくなります。これらはアレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす原因となるほか、壁紙や家具にシミや変色をもたらし、住まいの美観や耐久性にも影響を与えかねません。さらに、湿気が原因で発生する結露を放置しておくと、木材が腐食したり、住宅全体の寿命を縮めることにもつながります。
室内の空気をこまめに入れ替えることは、湿気対策はもちろん、こもった熱を逃がして室温を下げるのにも有効です。梅雨こそ、住まいの換気を意識したい季節といえるでしょう。
梅雨期の住まいの換気のやり方は?
では雨が多いこの時期にはどんなことをすればい良いか解説していきます!
梅雨時期の室内湿度は、40〜60%程度が理想
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この湿度を保つためには、1〜2時間に1回、5〜10分程度の換気が効果的です。特に浴室やキッチンなど、水をよく使う場所は湿気がこもりやすいため、定期的に換気扇を回すようにしましょう。
空気の流れをつくるには、部屋の対角線上にある2つの窓を開けるのが理想的。風の通り道をつくることで、効率よく湿気を外に追い出すことができます。ただし、雨の日は外の湿気を室内に取り込んでしまう可能性があるため、窓を開けずに換気扇だけを回すことで、外部の湿気を室内に入れないようにしましょう。
身近なアイテムで湿気対策も
湿気対策として、身近なアイテムも活用できます。たとえば、重曹や炭は湿気を吸収する自然素材ですし、新聞紙を敷いておくだけでも除湿効果が期待できます。これらを押し入れや靴箱に置くだけで、手軽に湿気対策ができます。
電気代を抑えながら賢く換気&湿度コントロール
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除湿器やエアコンの除湿機能も心強い味方です。特に「弱冷房除湿」や「自動運転モード」を使えば、電気代を抑えながら湿度をコントロールできます。設定温度を高めにすることで、冷えすぎを防ぎつつ快適な室内環境を維持できます。
さらに、扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させると、換気効率がぐっと高まります。クローゼットや押し入れのような閉ざされた空間も、扉を開けて風を通すことでカビの発生を予防できます。
なお、24時間換気システムが導入されているご家庭では、換気口を常に開けた状態で、システムを常時稼働させておくのがおすすめです。
24時間換気システムとは?
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24時間換気システムとは、住宅内の空気を自動的に入れ替え、常に新鮮な空気を保つための設備です。2003年の建築基準法改正により、新築住宅には設置が義務付けられています。
このシステムのメリットは多く、新鮮な空気を取り入れることで、健康的な生活環境が維持できるほか、窓を開けずに換気ができるため、防犯面でも安心です。また、花粉や湿気、カビの発生を抑えることで、住まいの寿命を延ばす効果もあります。
一方で、フィルターの交換や定期的なメンテナンスが必要であることや、月に200〜800円程度の電気代がかかる(システムや家の広さにもよる)、冬場に換気孔をあけたままにしておくと寒いといったデメリットもあります。また、微弱ながらも音が気になるという声もあるため、設置の際は機種選びや配置にも注意が必要です。
24時間換気はリフォームでも設置できます
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すでに建てられている住宅でも、24時間換気システムの後付けは可能です。特に戸建て住宅では自由度が高く、状況に応じて最適なシステムを選ぶことができます。マンションでも、管理規約に特別な制限がなければ設置できるケースもあります。
24時間換気には主に3つの方式があり、
・給気と排気の両方を機械で行う「第一種換気」
・給気を機械で、排気を自然に行う「第二種換気」
・その逆の「第三種換気」
があります。一般的な住宅では第二種または第三種がよく使われますが、最近では工場や商業施設向けだった第一種換気を住宅に採用するケースも増えています。
どの方式が適しているかは、住宅の構造や家族構成、ライフスタイルによって異なります。
気になる方はぜひ気軽にご相談くださいね!親身にお答えいたします。